お金が借りられない人が知っておきたい最終手段17選

近年は、銀行はもちろんのこと、消費者金融などお金を借りられる金融機関やサービスが非常に充実しています。

消費者金融の中には、申し込みの当日に融資が受けられる即日対応をしているなど、利便性も高くなっています。

しかし、キャッシングやカードローンを利用する前には必ず審査があり、申し込みをしても通過するとは限りません。

場合によっては、審査に通らずお金が借りられない状況に陥る可能性もあるでしょう。

カードローンなどの金融サービスを申し込んでもお金が借りられない場合には、どのようにして資金の工面をしたら良いのでしょうか。

今回は、お金を借りられない場合に役に立つ最終手段を紹介します。

審査に通らずお金を借りられなかったとしても、あきらめず今回紹介する方法を試してみてください。

この記事でわかること

  • キャッシング機能付きクレジットカードなどカードローン以外にもお金を借りる方法はある
  • 条件が合えば公的融資制度が利用できる
  • 友人知人から借りるなど友人知人から借りるなどの手段も検討する
  • アルバイトなどで収入を増やせないかも考えてみる
  • 違法な金融手段に手を出してはいけない
  • どうにもならないときは債務整理を検討する

お金の工面の方法は実に多岐にわたるので、ぜひ自分に合った最終手段を選択して苦難を乗り切ってください。

カードローン以外でお金を借りるサービスを活用しよう

カードローン以外。お金を借りるサービスを活用

カードローンの申し込みをしたものの、審査に通らなかった場合は、他の金融サービスの利用を検討してみましょう。

お金を借りる方法として、カードローンは今や最も有名な選択の1つかもしれません。

しかし、もちろん融資を受ける手段はそれだけではなく、例えば以下のような方法が選択可能です。

  • キャッシング機能付きのクレジットカードを利用する
  • 生命保険の契約者貸付を利用する
  • ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付を利用する
  • 価値のある物品を質屋に預けてお金を借りる

以上の手段の中から、自身が利用できそうなものを選択して、試してみましょう。

キャッシング機能付きのクレジットカードを利用する

キャッシング機能が付与されているクレジットカードを持っている場合は、改めて審査を経ずにお金が借りられます。

クレジットカードの交付がなされたときに、すでにカード会社による審査は終了しているため、キャッシングを利用する際には無審査でお金が借りられるという仕組みです。

クレジットカードを普段から利用している人でも、キャッシング機能の付与がされていると認識していない場合も多いのではないでしょうか。

申込時に、知らず知らずのうちにキャッシング機能を付与されているケースが意外に多いです。

キャッシング機能付きのクレジットカードを持って、提携しているATM機に行くと、簡単にお金が借りられるでしょう。

クレジットカードでお金を借りる方法は非常に便利であるのは間違いありませんが、利用に際して以下のような注意点が挙げられます。

  • 借入金利が高く設定されていることがある
  • ショッピング利用枠を消費してしまう

クレジットカードのキャッシング利用時に設定される借入金利は、カードローンなどと比較すると高い場合があります。

思わぬ大きな利息負担を強いられてしまう可能性もあるため、利用前に借入金利がどれくらいなのか確認しておきましょう。

また、キャッシングを利用して借りた金額は、クレジットカードに設定されているショッピング枠を消費してしまいます。

公共料金や電話代などの支払いをクレジットカードに設定している場合は、キャッシングを利用して枠を消費してしまい、引き落としが滞ってしまう恐れもあります。

ショッピング枠の残高の配慮をしながら、お金を借りることが大切です。

生命保険の契約者貸付を利用する

解約返戻金が発生するタイプの生命保険に加入している場合は、契約者貸付制度を利用してお金が借りられる可能性があります。

これは、金融機関ではなく保険会社からお金を借りる方法で、加入している保険の解約返戻金を担保とします。

借りられる金額は、契約している保険の内容にもよりますが、解約返戻金の7~8割程度であるケースが多いです。

あくまで解約返戻金を担保とした貸付制度であるため、掛け捨ての定期保険のみの契約としている人は利用できません。

保険契約を継続したままお金を借りられるのはメリットといえますが、利用条件が限られているなど、利用できる人は限られている借入方法といえるでしょう。

ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付を利用する

ゆうちょ銀行の総合口座で、担保定額貯金あるいは担保定期貯金を保有している人は、貯金担保自動貸付という貸付制度を利用できます。

預け入れている貯金を担保とする仕組みであるため、借り入れを受ける際に審査を受ける必要がありません。

通常貯金以上の払い戻しを請求した際に、残高を超過した金額が自動的に貸し付けの扱いとなります。

通帳には残高がマイナスとして表記されるため、貸付を利用したことがわかります。

借入限度額は、担保定額貯金あるいは担保定期貯金の残高の90%で、範囲内であれば繰り返し借り入れを受けられる仕組みです。

残高がマイナスとなっている通常貯金の口座にお金を預け入れると、返済の扱いとなります。

貯金を保有している人限定の貸付制度ですが、審査なしで手軽に使える便利な借入方法といえるでしょう。

価値のある物品を質屋に預けてお金を借りる

ブランド品や金品類など、価値のある物品を持っている場合は、質屋に預けてお金を借りられる場合があります。

質屋に持ち込んだ物品を担保としてお金を借りる仕組みであるため、申込者の家計などに関係なく物品に価値があれば、お金が借りられるでしょう。

便利な金融サービスと思われるかもしれませんが、質屋で担保にできる物品は、客観的に価値があるものでないと認められない場合が多いです。

自分にとっては価値のあるものでも、客観的には価値があると判断されない場合は担保にできません。

逆に、昔の切手など希少価値があるものは、担保として質屋に持ち込める可能性があります。

意外なものが担保として取り扱ってくれる可能性もあるため、試してみる価値はあるでしょう。

条件次第で利用できる公的制度も検討しよう

条件次第で利用できる。公的制度の代表例

民間のサービスでお金が借りられない場合でも、条件が合うと公的制度を利用してお金を借りられる可能性があります。

国や自治体が実施している公的な融資制度の中には、生活困窮者を支援するものが用意されています。

条件を満たしているとだれでも利用できる公的制度のうち、代表例を以下に3つ紹介します。

  • 低所得者向けの生活福祉資金
  • 求職者支援資金融資
  • 母子父子寡婦福祉資金

いずれも利用には条件があり、かつ申し込みに時間がかかる場合が多いです。

しかし、公的融資制度は低利息あるいは無利息でお金を借りられるものが多いため、借り入れにおける負担を抑えたい場合にはおすすめです。

利用条件を十分に確認し、条件を満たしているのであれば申し込んでみましょう。

低所得者向けの生活福祉資金を利用する

生活福祉資金とは、全国社会福祉協議会が運営及び管理をする公的融資制度です。

生活の立て直しや介護費用、及び教育資金の目的でお金が借りられます。

生活福祉資金を利用できるのは、以下のような条件を満たす人です。

  • 住民税非課税世帯もしくはそれに近い低収入の人
  • 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた人がいる世帯
  • 療養や介護を要する65歳以上の高齢者がいる世帯

借入限度額は50万円程度で、借入利息は年率1.5%です。

保証人を付けられる場合は、無利息でお金を借りられます。

生活福祉資金の返済には据置期間が設けられており、借り入れから最長6か月間は元金の返済をせず、利息部分のみの支払いで済ませられます。

負担が少なくまとまった資金が借りられるお得な融資制度ですが、申し込みにはかなりの時間と手間がかかるのがデメリットです。

必要書類の提出や繰り返しの面談などを経て手続きをするため、1か月程度は融資までに時間を要するでしょう。

急ぎでお金を工面する必要がない場合には、生活福祉資金の制度の利用を検討してみましょう。

求職中の人は求職者支援資金融資が使える

求職中の人は、求職者支援資金融資が利用できます。

ハローワークでの求職活動を条件に融資を受けられる制度で、年率3.0%の年率で融資が受けられます。

借入限度額は、以下の計算式で算出される金額です。

  • 配偶者、子供、父母のいずれかと生活している人:月額10万円×受講予定訓練月数
  • 上記以外の人:月額5万円×受講予定訓練月数

ハローワークにおいて求職活動をしている際には、職業訓練受講給付金の給付が受けられます。

月額10万円と訓練機関までの交通費が給付される制度ですが、これを受給しても生活が苦しい場合に求職者支援資金融資を利用します。

一人親の人は母子父子寡婦福祉資金が使える

ひとり親世帯の人は、母子父子寡婦福祉資金が利用できます。

母子父子寡婦福祉資金では、上限150万で以下のような目的でお金を借りられます。

  • 修学資金:子供の教育費
  • 修業資金:仕事に利用する知識技能などを習得するための資金
  • 就職支度資金:就職に必要な資金
  • 医療介護資金:医療費や介護費用
  • 生活資金:日常の生活費
  • 住宅資金:住宅の購入や補修に必要な資金
  • 就学支度資金:就学に必要な資金
  • 結婚資金:子供の結婚にかかる費用

母子父子寡婦福祉資金は、市役所などで申し込みが可能です。

必要書類の提出及び面談などの手続きを終えてから、およそ1か月程度で融資が受けられます。

以上で紹介した公的融資制度は、融資を受けるまでにかかる時間が長いため、緊急でお金が必要になる場合には他の手段を検討しましょう。

いざという時は別の最終手段を利用して資金を工面しよう

適した方法を選択。お金を工面する手段

資金を工面したいものの、公的制度を含めお金が借りられない場合には、別の最終手段の利用を検討しましょう。

お金を工面する手段は、民間サービスや公的制度以外にも様々な方法を選択できます。

お金を工面する最終手段の例として、以下の3種類の方法を紹介します。

  • 家族や友人知人からお金を借りる
  • リサイクルショップなどで持ち物を売る
  • 勤務先の貸付制度を利用する

これらの方法は、場合によっては周囲の人とのトラブルにつながる場合もある手段といえます。

自身の生活状況を考慮して、適した方法を選択しましょう。

家族や友人知人からお金を借りる

民間サービスや公的制度が使えなかったとしても、家族や友人知人であれば条件などなくお金が借りられるでしょう。

しかし、近親者との金銭の貸し借りは、人間関係に支障をきたす可能性があるため、十分に配慮しながら相談する必要があります。

いくら近親者といっても、お互いの信頼関係を維持するために、借用書を用意すると良いでしょう。

相手に安心感を与えられ、お金を借りる確率も上がると考えられます。

借用書に盛り込むべき内容は、以下のようなものです。

  • 「借用書」のタイトル
  • 借りる人と貸す人の氏名、印鑑
  • 借用書を作成した日
  • お金の貸し借りを行った日
  • 借入額
  • 金利
  • 返済方法
  • 返済期日

借用書は貸付した側が保管するのが一般的ですが、可能であれば2部用意してお互いが持っておくと良いでしょう。

リサイクルショップなどで持ち物を売る

お金を借りる方法とは異なりますが、いらない物品をリサイクルショップなどで売ってお金を工面する方法もあります。

リサイクルショップの実店舗に物品を持ち込んで現金に換金する方法が、最もシンプルで迅速な対応が可能でしょう。

しかし、近年はインターネットを利用して不用品の売却ができるようになっており、手間がかからず大変便利です。

オークション形式のツールや、メルカリなどのフリーマーケットアプリが利用できるほか、幅広いユーザーに対して物品を売却するチャンスがあります。

自宅の物置に眠っている不用品でも、意外に高値で売れる可能性もあります。

自分にとっては価値がなくとも、他の人にとっては喉から手が出るほど欲しいアイテムであるかもしれません。

捨てる前に、売れないか試してみる価値は大いにあるでしょう。

勤務先の貸付制度を利用する

所属している勤務先に、お金の貸付制度がある場合は、活用を検討してみましょう。

会社によっては、従業員向けに貸付制度を取り扱っている場合があります。

借入限度額や利息などの条件は会社により異なりますが、民間業者や公的制度の利用などのように、厳密な審査を受けずに利用できるケースが多いでしょう。

返済も、毎月の給料から少しずつ天引きによって行なえるなど、良心的な対応を取ってくれる場合が多いです。

勤務先の貸付制度を利用する場合、基本的なプライバシーは保護されるでしょう。

しかし、何らかの要因で情報が漏れてしまった場合に、社内の周りからの目が気になってしまうかもしれません。

会社によって状況は大きく異なる融資方法となるため、管理部門の社員などと相談しながら、利用を検討しましょう。

最終手段の前にやれることがないか検討しよう

視点を変えてみる。借りる以外の資金工面

カードローンなど民間の金融サービスでお金が借りられない場合、他の最終手段を検討する前に、視点を変えてやれることがないか検討するのも良いでしょう。

例えば、お金を借りるのではなくお金を稼いだり、負債を整理したりして家計を改善する方法を検討すると良いです。

お金を借りる以外の資金工面に役立つ方法の例を、以下に4種類紹介します。

  • 単発のアルバイトをする
  • 自分のスキルを売る
  • 治験に参加する
  • おまとめローンで負債を見直す

自分に合った方法を見つけて、家計の改善を図ってみてはいかがでしょうか。

単発のアルバイトをする

お金を借りるのではなく、アルバイトをしてお金を稼ぐ方法を検討してみましょう。

特に日払いの単発アルバイトであれば、働いたその日にバイト代がもらえるケースが多いため、すぐにお金が欲しい場合に有効な手段です。

単発のアルバイトは、バイト専門誌やバイト専用アプリなどで探すと良いでしょう。

夜間の警備や工事現場の作業員などの仕事は、身体的に厳しい一方で収入が高い傾向にあります。

すぐにお金を手にしたい場合は、単発で時給が高く、かつ日払いでバイト代がもらえる仕事を探してみましょう。

自分のスキルを売る

もし特殊なスキルを持っている場合は、そのスキルをお金稼ぎに使えないか検討してみましょう。

例えば、イラスト技術やWebデザインの技術などは、あらゆる場面で重宝される汎用性の高い技能といえるでしょう。

自身のスキルを活かしたい場合は、クラウドワーキングのサイトを利用するのが便利です。

仕事を探すワーカーと、仕事を依頼したいと考えるクライアントが集まるサイトであるため、多くの仕事と出会える可能性があります。

このようなクラウドワーキングのサービスは、月締めでまとめて1か月分の報酬を支払われる場合が多いため、すぐにお金が必要な状況では使いづらいかもしれません。

繰り返しワーカーとして働く中で、実績を積んで信頼を得られると、単価の高い仕事や時間効率の良い仕事に出会えるかもしれません。

治験に参加する

治験に参加するのも、短時間で効率よくお金を稼げる方法です。

治験とは、開発の最終段階にある新薬の効果を確認する作業のことを指します。

実験台のような感覚で、不安を覚える方も多いかもしれません。

確かに必ず安全であるという保証はありませんが、新薬の最終段階では危険性が少ない場合がほとんどです。

また、医薬品以外にも治験は実施されます。

美容サプリの試飲や食品モニターなども治験に含まれるため、どうしても医薬品の実験となるのが怖い人は、治験の内容をしっかり比較して、安心して受けられる内容の物を選ぶと良いでしょう。

治験を受けると、相応の謝礼が受け取れます。

入院を伴う場合には1回で3万円程度の謝礼がもらえるケースもあるため、効率よくお金を獲得できる手段といえるでしょう。

おまとめローンで負債を見直す

複数の金融機関からお金を借りている場合は、おまとめローンを利用して負債を見直す方法もおすすめです。

複数の相手から借りている負債を、一か所の金融機関にまとめる方法がおまとめローンです。

負債の管理が容易となる点や、利息を低く抑えられる点などがメリットとして挙げられます。

複数の相手先からの取り立てに不安を覚えている人にとっては、返済相手が1か所になるというのは心理的な安定にもつながるでしょう。

複数の相手先からお金を借りている人は、おまとめローンで負債の整理をするメリットについても考慮してみましょう。

違法な行為を最終手段にしてはいけない

取り返しがつかなくなる。違法行為をしてはいけない

どうしてもお金が借りられず、生活が立ち行かない場合でも、違法な行為を最終手段として用いてはいけません。

甘い勧誘文句で誘ってくる融資サービスは、違法である可能性を含めて利用の可否を決めましょう。

金銭に関連する違法行為の代表例を、以下に5項目紹介します。

  • カードローン申込時に虚偽の申告をする
  • 違法な貸金業者に手を出す
  • 違法なアルバイトをする
  • SNSなどを活用した個人間融資の利用
  • クレジットカードの現金化やチケットなどの転売

違法行為に関わってしまうと、取り返しのつかない事態に陥ってしまう恐れがあるため、絶対に止めましょう。

カードローン申込時に虚偽の申告をする

カードローンの申し込みをする際に、虚偽の申告をするのは止めましょう。

審査に通りたいがために、実際の年収よりも多めの金額を記載したり、勤務先を偽ったりする行為はかえって審査に落ちる要因になりかねません。

虚偽の申告内容は、ほぼバレると思っておいて間違いはありません。

申告を虚偽で行ったと金融業者側にバレてしまうと、ほぼ間違いなく審査に落ちるでしょう。

いくらお金を借りたいといっても、虚偽の申告をせず正直に申し込みをするのが当然の対応です。

違法な貸金業者に手を出す

いくらお金を借りたいといっても、違法な貸金業者に手を出さないように注意しましょう。

例えば、無審査ですぐにお金を借りられるといったうたい文句で宣伝をしている金融業者は、違法である可能性が高いです。

どのような融資サービスでも、審査がないということはあり得ません。

違法な貸金業者につかまってしまうと、法外な利息を請求されたり、強引で脅迫的な取り立てを受けて精神的な苦痛を強いられたりする恐れがあります。

お金を借りる申し込みをする場合は、信頼して申し込みができる合法の貸金業者であると確認してからにすると良いでしょう。

違法なアルバイトをする

違法なアルバイトに手を染めるのも、絶対に避けるべきです。

いわゆる闇バイトと呼ばれる仕事は、ほとんどが犯罪に関わることであるため、携わるべきではありません。

非常に高収入である点に惹かれて無警戒に利用してしまう人もいますが、人生を大きく狂わされてしまう恐れがあるため、関わらないようにすると良いでしょう。

SNSなどを活用した個人間融資の利用

SNSなどで「すぐにお金を貸します」などといった謳い文句で、お金を借りる人を募集している投稿が見受けられる場合があります。

これは、違法な金融業者が個人を装っている可能性が高いです。

個人間でのお金の貸し借りであるから、審査もなく使いやすいと判断して申し込みをしてしまう人もいるかもしれません。

しかし個人間融資を装った違法業者の取り扱いであった場合、法外な利息を請求されたり、強制的な取り立てを受けてしまったりするリスクが高くなります。

SNSなど手軽な手段でお金を借りられると安易に利用するのは、危険な融資である可能性が高いため、必ず避けましょう。

クレジットカードの現金化やチケットなどの転売も違法

クレジットカードのショッピング利用枠を、現金に換金してくれるサービスがありますが、これは違法になってしまうケースが多いです。

店舗に行かずに、インターネットで手続きが完了する便利なサービスも増えています。

しかし、クレジットカード会社に見つかるとカードの利用を止められてしまう恐れがあるため、おすすめできません。

また、人気のコンサートなどのチケットを購入して高い値段で転売する、いわゆる「ダフ屋」行為も違法と考えられます。

手っ取り早く現金が手に入ると思い、クレジットカードの現金化やチケット転売をしていると後で取り返しのつかない事態に陥ってしまう恐れがあるため、手を出さないようにしましょう。

どうにもならないときは債務整理の最終手段を検討しよう

判断は慎重に。最終手段は債務整理

お金を借りられず、負債の返済の目途がどうしても立たなくなった場合には、最終手段として債務整理の実行を検討しましょう。

債務整理をすると、負債の一部免除あるいは全額免除が受けられます。

しかし、生活に制約を受ける面もあるため、判断は慎重にしないといけません。

債務整理には、以下のような種類があります。

  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

債務整理は、生活のやり直しを検討する上で有効な手段です。

メリットとデメリットをしっかりと理解して、実行するか否かを決めましょう。

借入先と交渉する任意整理

任意整理は、貸金業者やクレジットカード会社と交渉をして今後の返済計画について和解を得る行為です。

具体的には、利息の減額や返済期限の延長などを、交渉を経て認めてもらいます。

任意整理をするメリットとして、以下のようなものが挙げられます。

  • 直接の返済督促を止められる
  • 利息負担の軽減や過払い金請求ができる可能性がある
  • 将来の不安を解消できる

一方、以下のようなデメリットもあるため、十分理解しておきましょう。

  • 信用情報に履歴が記録される
  • 以後一定期間は新規クレジットカード発行や借り入れが受けられなくなる可能性が高い

任意整理により返済の負担は抑えられますが、その後の生活に支障が及ぶ面もあるため、総合的に判断して実行するかを決定しましょう。

再生案を提出する個人再生

個人再生は、裁判所に対して再生計画を提出して認可を受け、負債を大幅に減額してもらう手続きのことです。

個人再生を実行するメリットとして、以下のような点が挙げられます。

  • 直接の返済督促を止められる
  • 借金を大幅に減らせる
  • 場合によっては住宅や自動車などの資産を持ったまま手続きできる

一方、個人再生には以下のようなデメリットもあります。

  • 信用情報に履歴が記録される
  • 官報に掲載される
  • 一定の安定収入がないと利用できない

個人再生は、返済できる見込みのない負債があるものの、保有する資産を手放したくない場合におすすめの債務整理手段といえるでしょう。

借金を帳消しにする自己破産

自己破産とは、裁判所に対して負債返済の見込みがない旨の申し立てを行い、認可をもらって負債を帳消しにしてもらう手続きのことです。

自己破産が成立すると、すべての借金が法的に免除されます。

一方、自動車や持ち家など、一定以上の価値のある物品についてはすべて没収されます。

信用情報への記録がなされ、その後の新規借り入れやクレジットカード発行はできなくなるでしょう。

返済のめどが立たない負債を抱えてしまい、生活を心機一転やり直したいと考える場合に、自己破産はおすすめの手段といえます。

お金が借りられない人は自分に合った最終手段を活用しよう

近年は、カードローンなど便利な融資サービスが利用できますが、状況によっては審査に通らずお金が借りられない場合もあるでしょう。

そのような状況では、他の以下のようなほかの借り入れ方法を検討してみてください。

  • キャッシング機能付きのクレジットカードを利用する
  • 生命保険の契約者貸付を利用する
  • ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付を利用する
  • 価値のある物品を質屋に預けてお金を借りる

また、以下のような公的融資制度も、条件を満たしていると利用可能です。

  • 低所得者向けの生活福祉資金
  • 求職者支援資金融資
  • 母子父子寡婦福祉資金

さらに、いざという時は別の資金調達手段を検討しても良いでしょう。

例えば、以下のような方法が挙げられます。

  • 単発のアルバイトをする
  • 自分のスキルを売る
  • 治験に参加する
  • おまとめローンで負債を見直す

様々な最終手段がある中で、違法な貸金業者の利用など、法に触れる行為に手を出さないようにしましょう。

どうしても負債の返済ができないと判断した場合は、債務整理を実行する最終手段もあります。

ぜひ自分に合った方法を採用して、苦しい状況を打開してください。